■ 試合結果
2026年10月1日、横浜国際総合競技場でキリンカップサッカー2026の初戦、日本代表とエクアドル代表が対戦した。日本、エクアドル、ニュージーランド、パナマの4カ国によるノックアウト方式で、90分で決着がつかなければ即PK戦という大会ルール。試合は0-0のスコアレスドローとなりPK戦にもつれ込んだが、日本が5-4で勝利。10月5日、国立競技場での順位決定戦進出を決めた。
■ フォーメーション

日本は3-4-2-1、エクアドルは4-2-3-1で対峙。日本の1トップには谷村海那が起用された。
■ 手探りの立ち上がり、谷村にボールが収まらない時間が続く
立ち上がりはお互いに攻守の良さを見せる展開で、どちらかと言えばエクアドルペース。それでも久保建英が要所でキレのあるプレーを見せ、佐野海舟は相変わらずの球際の強さを発揮。A代表らしく2列目の飛び出しの良さも随所で光った。
ただ中盤まで谷村にはほとんどボールが収まらない時間が続いた。30分にようやくボールを持つ場面があったが、堂安律へ簡単に預けるにとどまり、やや消極的な印象。その後はオフサイドの判定だったものの、中村敬斗とのワンツーからシュートまで持ち込む場面もあった。
試合中盤は日本のペースに。佐野がボールを回収しまくり、主導権を握る。一方で谷村のところで収めてほしい場面でボールが収まりきらないシーンもあり、比較するのは酷かもしれないが「上田ならここは収めていただろうな」と思わせる瞬間もあった。この試合の主審はタイ人だったが判定は的確で、エクアドルのファウルをむやみに取らず、日本のディフェンスがよく効いていた。日本も球際の強さで負けておらず、スタッツでもわずかに日本がボール支配率で上回って前半を終えた。
■ 久保が躍動するも、手強いエクアドル守備に上田も苦しむ
ハーフタイムで谷村に代えて上田綺世を投入した。後半も久保がチャンスを演出し続け、この日はかなり調子が良さそうだった。激しいプレッシャーの中でもボールをキープし推進力を生み出せる久保は、チームにとって本当に助かる存在であり、やはり特別感のあるプレーヤーだと感じさせた。瀬古歩夢もこの試合で安定感を増してきている。
とはいえ、上田をもってしてもボールキープに苦労する場面が目立った。エクアドルの球際の強さは本物だった。
後半20分、鈴木唯人がチームの連動性の良さからシュートを放つもGK正面に収まった。その直後の21分、堂安・鈴木唯人・久保に代えて伊東純也・鈴木淳之介・鎌田大地を投入。鎌田は直近のクリスタル・パレスでの起用同様、シャドーストライカーの位置に入った。
この交代以降、中盤からのパスカットを起点に日本に決定機が訪れた。抜け出しからの鎌田のシュート、そして伊東の決定的な場面でのシュートと、惜しくもゴールには至らなかったものの迫力のある時間帯が続いた。前線からのチェイスでエクアドルのパスミスを誘発する場面も目立ったが、珍しく上田にはボールが収まらず、それだけエクアドルの守備が堅かったことがうかがえた。
33分には中村・田中碧に代えて前田・相馬を投入。この後の瀬古の素晴らしいディフェンスは、個人的にこの試合イチのプレーだった。一方で鈴木淳之介は攻撃面でやや物足りなさが残った。40分には佐野に代えて”俺たちの”塩貝康生を投入。その後も両チームとも攻守に奮闘を見せたが、そのまま0-0でタイムアップとなった。
■ 彩艶の神セーブでPK戦を制す
PK戦はエクアドルの3人目のキックを鈴木彩艶が止める会心のセーブを見せた。日本は蹴った5人全員が冷静に決めきり、5-4でエクアドルを下した。森保ジャパンにとっては2022年のW杯以来となるPK戦での勝利となった。昨日のアジア大会に続き、代表チームがPK戦で強さを見せた一戦だった。
次戦は10月5日、国立競技場での順位決定戦に臨む。
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。


コメント