【アジア大会準決勝】U-21日本、土壇場の同点からPK10-9の死闘制し決勝進出

サッカー

■ 試合結果

9月30日、長居陸上競技場で愛知・名古屋アジア大会サッカー男子の
準決勝、U-21日本代表(大岩ジャパン)とU-23ウズベキスタン代表が
対戦した。先制を許す苦しい展開となったが、後半42分に土壇場で
追いつき1-1のまま延長戦へ。決着はPK戦にもつれ、10人目のキッカー
までもつれる死闘の末に日本が勝利。金メダルを懸けた決勝で韓国と
対戦する。

■ フォーメーション

日本は4-3-3、ウズベキスタンは4-1-2-3で対戦。日本は前戦の北朝鮮戦
から先発11人を総入れ替え。主将は背番号10の石井久継が務めた。

■ 右サイドから崩され、切り替えの甘さから先制を許す

試合は開始直後から日本の右サイドがたびたび狙われる展開に。再三
その局面を突かれ続けた末、9分にDFハミドフの折り返しをMFバフロモフ
に冷静に決められ失点。ボールを失った直後の切り替えの遅れが
響いた形だった。その後は日本もボールを握る時間を作るが、ディフェ
ンスラインから2列目へ効果的につながらず、有効な攻撃を作れない
時間が続く。1対1の局面やセカンドボールの競り合いでも後手を踏み、
なかなか主導権を握れなかったが、MF保田堅心は攻守にわたって効いた
プレーでチームを支えていた。

■ 後半、横山投入も北朝鮮戦と同じ苦しいパターンに

後半開始とともに古谷に代えて横山を投入。前線では道脇がうまく
ボールを収める場面を作るが、ウズベキスタンの球際の強さの前に
攻撃を最後まで繋げられない時間が続いた。確率の低いボール運びから
ロストを重ね、効率的に崩す形を作れないまま、準々決勝の北朝鮮戦を
思わせる苦しい展開に陥る。

■ 途中出場の大関・嶋本が流れを変え、小杉→石橋の劇的同点弾

そこで途中出場の大関と嶋本がピッチに入ると、徐々に攻撃のリズムが
生まれ始める。日本ペースの時間が続きながらもなかなかゴールが
割れない中、後半42分、右サイドの小杉からの正確なクロスに、逆
サイドから走り込んだ石橋がヘディングで合わせ、待望の同点ゴール。
土壇場で試合を振り出しに戻した。直後に訪れたピンチではDF永野が
際どい場面で相手のユニフォームを掴み、冷静な判断で危機を摘み
取った。

■ 延長戦は日本優勢も決めきれず、PK戦は10人目までの死闘

延長前半は日本が押し込む時間が続き、大関のシュートはゴールポスト
に阻まれる。大関が2列目の深い位置でボールを引き出すことで周囲が
連動して飛び出す形ができ、攻撃のスイッチとして機能していた。梅木
のクロスから嶋本にも決定機が訪れたが、ゴールならず。延長後半は
両チームとも運動量が落ち、そのままPK戦に突入する。

ウズベキスタンの2人目、日本も4人目のンワディケがそれぞれ失敗し
五分の展開に。GKピサノは一本もセーブできなかったが、互いに9人ずつ
成功させる大接戦の末、10人目のキッカーでウズベキスタンが痛恨の
ミス。壮絶な死闘を制した日本が決勝進出を決めた。
非常に苦しい試合展開だったが後半の選手入れ替えが奏功し、日本が
一方的に攻め込める展開となった。なぜ前半にこの戦いができなかった?
と思ったがウズベキスタンも引いて守る戦法に切り替えたと思われるため
相手に助けられる展開になったのかな。W杯の日本-ブラジル戦しかり
引いて守る戦術はおすすめできないね。

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