■ 試合結果
9月13日、オールド・トラッフォードでプレミアリーグ第4節、
マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティによる
ダービーが行われ、1-0でシティが勝利。エンツォ・マレスカ監督が
指揮官として初めて臨むダービーを、10人での戦いながら制した。
■ フォーメーション

両チームとも4-2-3-1で対戦。ユナイテッドはムベウモ、
ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォードの3人を2列目に並べ、
クーニャを最前線に置く布陣で臨んだ。
■ フォーデンの一発退場でシティが数的不利に
23分、ブルーノ・フェルナンデスとの交錯の際、倒れた状態から
相手を蹴る形になったフォーデンにレッドカードが提示され、シティは
残り約70分を10人で戦うことに。まず先に相手が蹴ってきた場面
だったが、この判定で一発退場となった。周りの選手が慰める中、
ハーランドがフォーデンに「さっさと出ていけ」とジェスチャーを
送る一幕もあった。
■ 数的優位を活かせないユナイテッド
数的優位を得たユナイテッドは前半終了間際、ブルーノ・
フェルナンデスのシュートフェイントからラッシュフォードへ
抜けるスルーパスが送られたが、惜しくも決定機には至らず。
ラッシュフォード自身もFKを右ポストに当てるなど、決めきれない
まま前半をスコアレスで終えた。フォーデン、ラッシュフォードの
ドリブル突破は互いに存在感を示していたが、ユナイテッドは
クロスの精度を欠き、効果的な攻撃を組み立てられなかった。
■ 後半、10人のシティがカウンターから決勝点
後半もユナイテッドがボールを握る時間が続いたが、崩し切れず
遠目からのシュートに終わる場面が目立った。メイヌーの
シュートも惜しかったが、決めきれない。10人のシティは
コンパクトな守備ブロックを崩さず、60分、途中出場の
エンディアイエが絡んだ形からハーランドがゴールにねじ込んだ。
一度はオフサイドの旗が上がったが、VARの結果ゴールと確定。
この得点で、ハーランドはマンチェスターダービーでの通算得点を
9とし、セルヒオ・アグエロ、ウェイン・ルーニーを抜いて単独歴代
最多となった。
■ 考察
エンソ・フェルナンデスはこの日、あちこちに顔を出しては
存在感を発揮していた。マグワイアが彼の挑発に乗りかける
場面もあり、オリバー主審の判定にも度々注目が集まる一戦
だった。コーナーキックの場面でのマグワイアの強さは光っていたが、
上がった際にクロスを積極的に入れないなど、ユナイテッドの
戦術は徹底しきれていない印象を受けた。クロス、パスの精度も
低調で、個人技頼みで組織的な崩しがほとんど見えなかった。
単独突破のできるラッシュフォードを下げる判断も含め、
キャリック監督の采配には疑問符が残る内容だった。試合運びの
巧みさでは終始シティが上回っており、10人での勝利という結果が
かえってその地力の差を物語っている。
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